Mrs. Pepperpot Stories by Alf Prøysen
Mrs. Pepperpot Stories (Red Fox Summer Reading Collections)
- 作者: Alf Proysen
- 出版社/メーカー: Red Fox
- 発売日: 2000/07/25
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
ジャンル 児童書
難易度 ★☆☆☆☆
Mrs. Pepperpotは、ノルウェーのいなかに住む、一見ごくごく普通のおばさんだ。ただ、彼女にはたったひとつだけ、人と違っているところがあった。
それは、とつぜん体がコショウ入れのように小さく縮んでしまうこと。それもいつもいつも「なんでこんな時にかぎって!」と言いたくなるような都合の悪い時ばかりに。
小さくなったMrs.Pepperpotは、持ち前の明るさと機転でピンチをうまく切り抜けようと奮闘する。
アルフ・プリョイセン「小さなスプーンおばさん」の英訳版です。
縦縞のスカートにお団子頭が印象的なスプーンおばさん。子どものころ、たしか本も読んだし、アニメも見たことがあるんですが、こまごまとした内容はさっぱり忘れてしまい、ふとどんな話だったっけ?と思い、図書館で借りてきました。
英語版ではスプーンおばさんじゃなくて、コショウいれおばさんなんですね。
ちょっと調べたら、ノルウェー語のタイトルは "The Teaspoon Lady”という意味のようです。体が小さくなる、小さいものをイメージするのに、英語ではティースプーンより胡椒入れのほうが想起しやすいのでしょうか。それとも、Mrs.TeaspoonよりMrs.Pepperpotのほうが語呂がいいとか...?
それはともかく、この本、464ページもあってページ数だけ見るとちょっと圧倒されそうですが、やや長めの一編だけのぞいてあとは数ページの短編なので、ちょっとした隙間に読むのにはちょうどいいです。英語も読みやすいです。ただ、現代からみると差別的な表現が含まれる章があるので、子供が読むときには配慮がいるかもしれません。
私のお気に入りは"Mrs.Pepperpot's Christmas"と"Mrs Pepperpot in the Magic Wood"の二編です。あとはMrs.Pepperpotが動物と冒険するお話の類も好きですね。
あと、旦那さんのMr.Pepperpotはちょっと頑固で気難しいおじさんなんですが、なんだかんだで奥さん大好きなのがかわいいです。
メモ
a wreath of misletoe ヤドリギのリース
(いつも一瞬、え、"wreath"ってなんだっけ?ああ、リースだった..ってなる単語。)
これもいざ使うとなると迷うかも。make the most of / make the best ofの違い。
make the most of
make the best of