The Screaming Staircase (Lockwood&Co. Book1)
Lockwood & Co. The Screaming Staircase
- 作者: Jonathan Stroud
- 出版社/メーカー: Disney-Hyperion
- 発売日: 2014/08/26
- メディア: ペーパーバック
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昨年は忙しくてブログを放置したままになってしまいました。
今年はせめて月に一冊くらいは更新していきたいです...。
というわけで、新年一冊目。
ジャンル ミステリ パラノーマル
難易度 ★★
50年ほど前から、イギリスでは霊が跳梁跋扈しはじめ、生きている人間を脅かすようになった。現在では、霊を調査・除霊するための会社がいくつもでき、人々に平安をもたらすために除霊を行っていた。
若く、特殊な霊感があるLucyは故郷にある事務所に所属して研鑽を積んでいたが、調査・除霊中に起きたある事故がきっかけとなって、事務所を去りロンドンへと向かう。
彼女が新しいキャリアを求めてドアを叩いたのが、同じく若く、霊感があり才能に溢れるAntony Lockwoodが経営する、Lockwood&Co.だった。
Lockwoodの他には、同じく若いGerogeのみが所属するこの風変わりな会社で、Lucyは働きはじめるのだが...。
さて、面白そうだしずっと読んでみたいと思っていたLockwood&Co.なのですが、同じ著者のバーティミアスシリーズがちょっと苦手で合わなかったため、読むのを躊躇していましたが、心配は杞憂、すっかりはまりました。
霊に怯えて暮らす人々からの依頼を受けて、除霊を行うのですが、霊感は生まれつきの能力で、しかも年齢が若いほうが霊感が強い。スーパーバイザーとして除霊の経験がある大人が指示を出すのですが、実際に除霊を行うのはティーンエイジャーや子ども、しかも途中で命を落とすことも珍しくない、結構重く暗い設定です。
でも、自信にあふれるリーダーLockwood、食べるの大好き、調査なら誰にも負けないGeorge、才能があるけど過去を引きずっているLucy、この三人のやりとり、掛け合いに味があって、重く暗い部分を軽くしています。この三人っていう数がまたいいのかもしれない。定番というか安心するというか...。
最初は、見慣れぬ除霊用語(?)にちょっと戸惑いましたが、巻末に説明がついてたので大丈夫でした。
引き込まれてぐいぐい読める本だったので、シリーズの続きも楽しみに読んでいきたいと思います。