本とお茶の時間

おもにkindleでの英語読書記録

The Screaming Staircase (Lockwood&Co. Book1)

 

Lockwood & Co. The Screaming Staircase

Lockwood & Co. The Screaming Staircase

 

 

昨年は忙しくてブログを放置したままになってしまいました。

今年はせめて月に一冊くらいは更新していきたいです...。

というわけで、新年一冊目。

 

ジャンル ミステリ パラノーマル

難易度 ★★

 

50年ほど前から、イギリスでは霊が跳梁跋扈しはじめ、生きている人間を脅かすようになった。現在では、霊を調査・除霊するための会社がいくつもでき、人々に平安をもたらすために除霊を行っていた。

若く、特殊な霊感があるLucyは故郷にある事務所に所属して研鑽を積んでいたが、調査・除霊中に起きたある事故がきっかけとなって、事務所を去りロンドンへと向かう。

彼女が新しいキャリアを求めてドアを叩いたのが、同じく若く、霊感があり才能に溢れるAntony Lockwoodが経営する、Lockwood&Co.だった。

Lockwoodの他には、同じく若いGerogeのみが所属するこの風変わりな会社で、Lucyは働きはじめるのだが...。 

 

 

さて、面白そうだしずっと読んでみたいと思っていたLockwood&Co.なのですが、同じ著者のバーティミアスシリーズがちょっと苦手で合わなかったため、読むのを躊躇していましたが、心配は杞憂、すっかりはまりました。

霊に怯えて暮らす人々からの依頼を受けて、除霊を行うのですが、霊感は生まれつきの能力で、しかも年齢が若いほうが霊感が強い。スーパーバイザーとして除霊の経験がある大人が指示を出すのですが、実際に除霊を行うのはティーンエイジャーや子ども、しかも途中で命を落とすことも珍しくない、結構重く暗い設定です。

でも、自信にあふれるリーダーLockwood、食べるの大好き、調査なら誰にも負けないGeorge、才能があるけど過去を引きずっているLucy、この三人のやりとり、掛け合いに味があって、重く暗い部分を軽くしています。この三人っていう数がまたいいのかもしれない。定番というか安心するというか...。

最初は、見慣れぬ除霊用語(?)にちょっと戸惑いましたが、巻末に説明がついてたので大丈夫でした。

引き込まれてぐいぐい読める本だったので、シリーズの続きも楽しみに読んでいきたいと思います。