The Lost Twin (Scarlet and Ivy, Book 1) by Sophie Cleverly
Scarlet and Ivy - The Lost Twin (Scarlet and Ivy, Book 1)
- 作者: Sophie Cleverly
- 出版社/メーカー: HarperCollinsChildren’sBooks
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: Kindle版
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ジャンル 児童書 ミステリー
難易度 ★★
ScarletとIvyは双子の姉妹。Scarletは寄宿学校に入学し、入学試験に落ちたIvyはおばさんと一緒に暮らしている。
ある日、IvyはScarletが亡くなったとの知らせを受ける。悲しみに沈むIvyに、Scarletが通っていた学校から、IvyをScarletの代わりに学校に迎えるとの手紙が届き、Miss.Foxという校長代理の教師が迎えにやってくる。
学校に着いて、Ivyははじめて「Scarletの代わり」というのが文字通りの意味であることを知らされる。Miss.Fox以外の生徒や先生はScarletが亡くなったことを知らないのだ。IvyはScarletのふりをすることを強いられ、一体この学校でScarletに何が起こったのか、Scarletが残した手掛かりをもとに突きとめようとする。
心ならずもScarletのふりをすることになったIvy。薄気味の悪い寄宿学校で、冷たくおそろしい校長代理に、意地悪な同級生たち、姿は瓜二つでも性格のまったく違う双子のふりをしなければならないという圧倒的に不利な状況に立ち向かうことになります。
双子の姉妹になにが起こったのか、Ivyは唯一心を許せる友人Ariadneと一緒に調査していくんですが、これは先が気になってつい読んでしまうタイプの本ですね。面白かったです。
1930年代の寄宿学校の設定で、自分勝手で最悪な校長代理のMiss.Foxが生徒に体罰を加えたりとか、ちょっと気分の沈むところもあるんですけど、IvyとAriadneがすごくいいコンビで、負けるな、がんばれー!って気持ちで読みました。
そして、最後の最後で、あれ、待って、あの子はどうなったのー!?という状態に。これは続きを読めってことなのか? 面白かったし、Kindleも安くなってたので読むけどさ...とすっかり作者の術中にはまった感じです。
あと、Kindle版の表紙はかわいいのに、ペーパーバック版の表紙は女の子がなんか生気のない人形っぽくてこわいのがあります。kindle版が同じ表紙だったら読まなかったかも。そう考えると、本の表紙が与える印象ってやっぱり大事ですね。
メモ
Were you born in a barn?
ドアをいつも開けっ放しにしたままの人や、マナーの悪い人に対して注意する表現。
Ivyがドアをバタン!と勢いよく閉めた時に先生に言われてました。これって皮肉っぽい表現なのかな?それとも文脈次第でちょっとユーモアのある、からかってる感じにもなるんですかね...?