The Forgotten Garden by Kate Morton
The Forgotten Garden (English Edition)
- 作者: Kate Morton
- 出版社/メーカー: Pan
- 発売日: 2008/09/04
- メディア: Kindle版
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ジャンル フィクション
難易度★★★★★
第一次世界大戦間際の1913年、オーストラリアの港にイギリスからの船が到着した。ふ頭には小さな女の子がひとり、おとぎ話の入った小さなトランクとともに取り残されていた。女の子はオーストラリア人夫婦にひきとられ、Nellと名づけられ育てられる。
時は過ぎ、2005年。Nellが息を引きとったあと、孫のCassandraは、祖母が自分にイギリス、コーンウォールにあるコテージを遺してくれたことを知る。謎めいた、短いメッセージとともに。
Nellはなぜ自分にコテージを遺したのか?そもそも、彼女はなぜたったひとりで海を渡ってきたのだろうか?Cassandraは謎に導かれるように、イギリスへと向かう。そこで彼女が見つけたものは......。
これは面白い!すっかり夢中で読んでしまいました。
実は英語で読むのは難しそうだったので、最初は図書館で日本語訳版を借りたんです。
とりあえず上巻だけ借りてきたものの、これがあまりにも面白くて読むのがやめられず、どうしても続きがすぐ読みたくて英語版をkindleでポチっと購入してしまいました。
翻訳版のおかげで雰囲気はつかんでいたので、後半は英語でもなんとか読めました。落ち着いていて美しい文章で、そのぶん難しいですが。でも、読み終わったあと、翻訳版の下巻を借りてきて読みましたが、筋を読み違えているということはありませんでした。
イギリスのお屋敷、閉ざされた花園、暗い秘密、おとぎ話などなど夢中にならずにはにいられない要素がギュっとつまった本でした。
特に、作中に出てくるおとぎ話が魅力的でした。出版してほしいくらい。
あと、Enid Blyton(おちゃめなふたごの作者)の本がちょっと顔を出してくれるのも嬉しい。作者のKate MortonさんもEnid Blytonが好きなんですね。